心療内科と認知行動療法

心療内科の中では、一般的な風邪などの症状以外にも精神機能面にアプローチする療法も存在します。その中でもメジャーな療法として認知行動療法というものがあります。認知行動療法とは、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法で、診療内科や精神内科で受ける事が出来ます。認知というのは、出来事の受け取り方や考え方を指します。

ストレスを感じると悲観的に考えがちになり問題を解決できない心の状態に追い込んでしまったり、しんどい気持ちが続いたりします。認知行動療法では、そうした考え方のバランスをとりストレスに上手に対応できる状態を作ります。現代のストレス社会においてこのような診療形態も取り入れられつつある現状があります。認知行動療法の進め方として、まず患者自身にストレスに気付き現状の問題を整理します。

考え方が患者の感情や行動にどのように影響するか問題解決していき、生活を振り返りながら心が軽くなる活動を増やします。これまでの考え方と現実との相違に注目して自由な視点で現実に沿った柔らかいものの見方に変える練習をしていきます。ここでは実際場面に沿って練習されることが多いです。その時に患者にとって何が大切か考える事が重要です。

バランス良く考えられるようになれば問題を解決する方法や人間関係を改善する方法を練習し、今出来る事を取り組んでいきます。仕事や人間関係、金銭などストレスが多くあるなか、まだまだ認知度の低い療法ではありますが、馴染みの病院でも受ける事が出来ます。まずは心療内科や精神内科に行って受診する事が重要です。

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