一般健康診断と比較したときに人間ドックでは、がん検診の項目などのような身体の詳細な部分まで検査を受けることができます。
そのために働き盛りの世代に多く見られるがんの早期発見が可能になりますし、治療を行うために有効な方法と言うことができますが、一般健康診断と比較して費用が高くかかります。大企業の健康保険組合であれば、被保険者の本人だけではなくて配偶者である被扶養者の健康診断についても、人間ドックとして全額の補助や一部の補助を受けることができます。現在の日本の医療体制を考えると後期高齢者医療費が増大していくものとなりますので、健康保険料の引き上げや健康診断への補助の減額が行われている実態があります。このような医療体制の状況を考えたときには、個人で健康診断を受けるときに、健康保険が適用されない検査を受けることで自分の身体について病気の早期発見ができれば、自分の力で健康を維持することができます。日本人の死因の多くはがん、心臓病、脳卒中の3つの生活習慣病による割合が多いと言われています。生活習慣病の特徴は、長期間にわたって少しずつ進行していくものとなります。運動不足や飲酒や喫煙、偏食をはじめとした不規則な生活によって、生活習慣の不摂生が蓄積された結果として生活習慣病が発症することになります。生活習慣病において、症状が把握できる状態まで進展しているときには重症化していると言えます。人間ドックを受診することによって、自覚症状がない状態であっても異常を発見することが可能となりますので、病気が発見されたときにもすぐに治療を開始することができます。